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【英語】問題集を使うときの原則2つ

こんにちは、広島市の四技能型英語塾、スクール今西英語学院の今西一太と申します。

今日は問題集の使い方について注意すべき点を2つ取り上げたいと思います。もしかしたら、きちんとした勉強法で取り組んでいる方には常識かもしれませんが、ご存じない方はぜひ以下の方法を活用してみてください。

1. 間隔を空けて何度も繰り返す

問題集などを1回ざっと解き終わって、答えを確認して理解できたとしましょう。一部の人はそれで満足して「終わった」と思ってしまうようです。これで失敗している人は多いです。

問題集を解く目的は

「次に類似の問題が出たときに完璧に解けるようになること」

のはずです。

1回間違えて答えを見て納得したからと言って、次に類似の問題が確実に解ける人はほとんどいません。解き方を忘れてしまって、結局本番では成果が出せないまま終わってしまいます。

ちなみに東大主席として有名になった山口真由氏は教科書を7回は繰り返し読むことを勧めています。

このぐらい頭のいい人でも7回読んでいるのですから、凡人の我々だって何度も何度も繰り返し取り組まないといけないのは当然のことでしょう。
 

2. できない問題だけ繰り返す

繰り返しの際の注意点は、

すでに分かっていて全く問題なく解ける問題と、理解が曖昧だったり間違えたりした問題をきちんと区別して2回目以降に臨むこと

です。

すでに分かっている問題をもう一度解くのは時間の無駄です。1回目に解いた際に必ず

A. きちんと理解して解けた問題
B. 解けなかった問題、あるいは解けたけどイマイチ理解できていない問題

の2種類に、何らかの印をつけて区別しておくことです。2回目に解いた際も、BがAに変わったならそのことをどんな形でもいいので自分でわかるように印をつけておきましょう。

その印が着いた問題だけを3回、4回と繰り返し解き、印が着いた問題がなくなるまで何度も繰り返すことが重要です。
 

3. 「グルグル勉強法」

ちなみに、以上のような勉強法を前から生徒にはすすめていたのですが、元東進の講師・森田鉄也先生が似たような勉強法(ただし、単語帳を使った勉強法)を「グルグル勉強法」と名付けて動画で紹介しています。もしご興味があればご覧ください。

 

余談ですが、森田先生とは東大の大学院で同じ時期に勉強していて、大学院の演習などに一緒に参加していたことを覚えています。(話をしたことはあまりありませんでしたが)元気そうな姿を見れて嬉しく懐かしい気持ちです ^^

以上、問題集を利用する際の注意点を2点取り上げました。もし1回だけ解いて満足している人や、すでに解ける問題まで繰り返し何度も解いている人がいたら、ぜひ上の方法を活用して効率よく成果を上げていってください。それでは!

 
at 2020/09/04 13:41:10