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【英語】一部の公立中学校の英語指導に大きな変化が起きている

こんにちは、広島市の四技能型・英検対策の英語塾、スクール今西の今西一太と申します。

最近、公立中学校での英語の教え方やテストに変化が出てきているようです。今回はそのことを書いていこうと思います。

すべての公立中学校で起こっている変化ではなく、あくまで聞き取りをした生徒の所属する一部の学校に関することですが、公立に限らずこういう傾向は広がりつつあるようです。(参考:進学校の生徒の文法が恐ろしい勢いで崩れてきている

日本の英語教育全体の変化の流れとしても大事な傾向だと感じています。

1.一部の公立中学校で起こっている変化

講師の先生から聞いた情報など、いろいろな情報を総合すると、一部の中学校で以下のような変化が起こっているようです。

・小学校ですでに英語を習っていることが前提になっており、テストにおける基礎的な内容の出題が減った。
・文法を細かく教えるというより長文から慣れていく方法が取られるようになり、基本的な文法に関する指導が減っている
・その結果、テストの平均点がかなり下がってしまっている

中学校1年生にしてすでに英検2級を持っている生徒などに話を聞いても、

基礎的な文法ではなく長文をメインで扱っているから、基本的過ぎて授業がつまらないことはない。

ということでした。

つまり、

アルファベットの書き方などの基本中の基本や、基礎的な文法をみっちり教えることが控えられるようになり、すでにある程度できていることを前提に、量をこなして慣れていく方法論に舵を切った現場が増えてきている

ということだと思います。
 

2.何が起こることが予想されるか

以上のことから、何が予想されるでしょうか。まず、

英語をもともと勉強してきた生徒や得意な生徒は、大量のインプットにより、より英語力を高めていく多くの機会を得る。その結果、英語力がどんどん上がっていく

ことが予想されます。上記の英検2級を持っている中学校1年生などはその好例でしょう。

しかし一方で、

英語の初心者や英語が苦手なタイプの生徒は基礎をきちんと学習する機会がないので、わからない、あるいは何となくの理解のままに進んでどんどん英語が苦手になっていく

という可能性も高いと思います。

つまり、よくできる生徒はどんどんできるようになり、できない生徒はますますできなくなり、格差がどんどん広がっていくのではないかと懸念されます。
 

3.どう対策すべきか

前回のブログ記事「前置詞をイメージで覚えるのは本当にいいことなのか」でも取り上げましたが、英語の学習にはバランスが重要です。

1) 文法を1つずつ積み上げて、仕組みを理解すること
2) 大量の英語に触れて、丸暗記しながら慣れていくこと

この2つのどちらかに偏ることなく、両方を行っていく必要があります。

今まで公立の中学校はどちらかというと 1) に偏っていたように思います。文法を基礎からきっちり教えて、長文は習った文法が出るものしか扱わず、(極端な場合)まだ習っていない文法が回答に含まれていたら正しい英文でも×にする、などの慣習がありました。

それが最近の英語教育の流れによって 2) を重視するように急速に変わりつつある、ということだと認識しています。

だとしたら対策は明確です。学校で 2) を重視するのなら自分で学習するときは 1) をしっかり重視して学習しましょう。

具体的には、

・中学校それぞれの学年に合わせた文法のテキストを使い、定着するまで文法の問題演習を行う
・時間とお金が許すなら塾に通って英文法を基礎からみっちり教えてもらう

などの方法が考えられます。いずれにしても、基礎的な部分を教えてもらえないなら自分でやるしかない、ということになります。

具体的には『中一英語を一つ一つわかりやすく』などのテキストが、基本からわかりやすく整理してあるのでお勧めです。

個人的な意見では、今回の学校の方針転換は必ずしも悪いことではありません。

むしろ、今まで基礎的な文法にこだわりすぎて「大量のインプット」という最重要項目を軽視していたことから考えると改善されつつあるともいえるでしょう。

ただ、英語が苦手な人にとってはこのやり方が少し困難を伴うことがあるので、しっかり自分で補っていきましょう、ということです。
 

4.まとめ

本記事では

公立中学校の一部の英語指導で、文法よりも長文を使った大量のインプットが重視されるようになってきている

ということをお伝えし、その対策として、特に英語が苦手な生徒は

自助努力で文法を1つずつ積み重ねていく学習の重要性が増している

ということをお伝えしました。学校の指導が「大量のインプット」に舵を切り始めたのはとてもいいことですので、それを活かして英語力をアップさせていく方法をうまく考えていく必要があると思います。
 

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at 2021/10/21 10:29:21