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【英語】具体例を沢山入れると説明が分かりやすくなる

こんにちは、広島市の四技能型英語塾、スクール今西英語学院の今西一太と申します。

前々回の記事「なんでしょっちゅう生徒に質問するのか」に続き、分かりやすい説明について取り上げたいと思います。

今回の原則は非常に簡単です。分かりやすい説明と分かりにくい説明の違いの1つに、

説明をした後に具体的な例に触れさせてあげるかどうか

ということが挙げられると思います。

スクールの授業風景

例えば、

I like spring. Because it is warm.

という文を

I like spring because it is warm.

と直したとしましょう。その生徒に対して、

「because 主語+動詞、というフレーズは独立した文にしてはいけません。必ず前か後ろの文と繋げます。」

という説明をしただけで終わってしまう先生がいるかもしれません。私はこれをあまりお勧めしていません。時間的制約があるかどうかにもよりますが、私なら例えば以下のようにします。

because 主語+動詞、というフレーズは独立した文にしてはいけません。必ず前か後ろの文と繋げます。例えばこの例を見てください。(別の具体例の提示)

I like Tokyo. Because it is an interesting city.

この例文は正しいですか?(生徒が原則を理解できているか確認)

そう、間違っていますね。じゃあどうすれば正しく出来ますか?(実際に自分で原則を活用できるか確認)

I like Tokyo because it is an interesting city.

はい、OKです。または、以下のように言うこともできます。

Because Tokyo is an interesting city, I like it.


前においても後ろにおいてもいいですが、いずれにしても I like it に当たるような別の文に必ずくっつけた状態で使わないといけないということです。ここまでの説明でよく分からないところは無かったですか?(最終的な理解の確認)」

以上のように、生徒が何かミスをしたりした例文があった際も、その例文における説明だけではなく、

できる限りもう1つは別の例を提示して、その原則をきちんと理解できているか確認する作業を挟む

ことを心掛けています(毎回は無理ですが)。

これを意識するようになったのは、学会発表の応募のコツを知っていたということもあるかもしれません。言語学の学会発表の応募のコツは「例文を必ず1つは入れること」と聞いたことがあります。

これは、原則の説明だけでなくその原則が実際にどのように運用されているのかを提示することで、読者の理解度が段違いに変わる、ということだと思います。

この原則を意識しているので、私は英作文添削のコメントでも可能な限り解説だけでなく具体例を入れるように頑張っています。例えば、以下のような感じです。

例1:to不定詞の名詞的用法「~すること」を主語にするのは(間違いではありませんが)かなり古臭い言い方で、現代の英語では使いません。代わりに -ing や it is ... for ... to ... 構文を使います。

△To read books is interesting.
〇 Reading books is interesting.
〇 It is interesting to read books.
例2:almost は副詞なので、直後に形容詞(的なもの)が必ず必要です。

× almost students
〇 almost all the students / almost every student / almost 100 students / etc.


× almost books
〇 almost all the books / almost every book / almost 1,000 books


名詞を直接修飾したい場合は most を使います。

〇 most students / most children / most books

most of ... は、名詞に定冠詞や所有格などが付いている場合にしか使えません。


× most of students / most of books
〇 most of the students / most of my books

講師研修でも、具体例をあまり入れない癖のある先生は、例を提示することを意識するように助言することがあります。少しでも分かりやすい説明ができるようにこれからも日々研鑽していきたいです。

 

at 2020/10/30 14:06:31