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【英語】2020年大学入試改革 英語の試験はどうなるかの簡単まとめ

こんにちは、広島市の英語塾、スクール今西英語学院の代表、今西一太と申します。

最近、ご通学頂いている生徒の方の保護者面談を行い、高校1年生以下の生徒の方が対象となる2020年度の大学入試改革についてのお話をする機会が多くありました。

 


そこで、この機会にブログ記事でも現時点で分かっている内容を簡潔にまとめてみようと思います。

以下は主にネット上の新聞記事、Educational Network Journal vol.45 などを参考に書かせて頂きました。


1. 全般

2021年1月の大学入試から、センター試験ではなく、新方式の共通マーク試験が施行される。2018年7月現在の高校1年生より対象

2. 筆記試験

新方式のマーク試験は、

発音アクセント問題、文法問題(四択)、語句整序問題

がなくなる。つまり、純粋に読解能力を問う試験
になる予定。また、総単語数は現在のセンター試験より3割増加する(4,200語→5,500語)。


3. リスニング

リスニングは音声として流れる英文が長くなり、講義を聞いて英語でメモを取る能力が問われるなど、長時間、英語を英語のまま理解して処理する能力が重要となる。

4. 追加の民間試験

共通マーク試験に加え、いわゆる四技能型の民間英語試験(英検など)を受験する必要がある国公立大学が多くなる可能性が高い。大学受験に使える民間英語試験は

・英検
・ケンブリッジ英検
・TEAP
・TOEFL iBT
・IELTS
・GTEC
・TOEIC(Speaking/Writing も含む)


※英検に関しては、現在行われているスタイルの試験は使えず、CBTなど新しい形式の試験のみが対応

がある。

ただし現時点で民間英語試験の活用を明言している大学は多くなく、検討中、答えられない、などとアンケートに返答する大学が多い。(参考:英語の民間試験13国立大が「活用」 共通テスト 公平性に懸念の声

また、民間試験の配点に関しても、「2割以上」という目安は提示されているが、各大学の対応はまだ未定(参考:大学共通テスト 英語民間試験の配点「2割以上」 国大協が活用例


5. スピーキング試験の比重

国大協の「2割」という目安を採用する大学の場合、スピーキング試験の比重は試験全体の5%程度(民間試験の比重は全体の20%。そのうちスピーキングは四技能の1つなので、4分の1。つまり、20÷4 = 5%)。

6. 対策

以上を踏まえ、著者である私の個人的な意見として可能な対策を述べます。

(1) 文法問題が出題されないため、文法問題を解く時間を減らし、その時間を読解・洋書読書に充てる。大量の英文を読む練習が必要。

(2) 長時間のリスニングが増えるため、3分以上の英語の音声を聞いてその内容をメモしたりまとめたり、それを元に作文をしたりする練習をしておく

(3) スピーキングの比重は5%程度なので、上手に民間試験の種類などを選べばそれほど鍛えなくてもうまくいくかもしれない。英検を選ぶ場合は合否に関わるので、スピーキング強化は必須だが、TOEFLなどであればその他の技能の得点で稼ぐという手段もある。

※(3) に関しては、2020-2023年度までの過渡期のみ可能な対応です。2024年度以降は民間試験に一本化されるので、それ以降はスピーキングの比重が25%となり、スピーキング強化は必須となります。


いずれにしても、高校に入っても文法問題ばかり解かせている方式の教育では新マーク試験に対応できなくなる可能性が高いです。

大学入試改革 新入試世代の認知度は50%

と言う記事も出ています。きちんとした情報収集とそれに基づいた対応が競争に勝ち抜くためには重要です。みなさん、ぜひ最善を尽くしてください!

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at 2018/07/05 11:08:18