こんにちは、広島市の四技能型・英検対策の英語塾、スクール今西の今西一太と申します。
今日は、問題を解いているはずなのになかなか力にならなかった生徒が、やり方を変えたことで少しずつ積み重ねができるようになり、英語力をつけることができるようになって例を1つ取り上げてみたいと思います。英語の勉強に行き詰っている方の1つの参考になりましたらうれしいです。
※プライバシーなどを考慮して、一部フィクションをくわえて再構成しています。
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「問題を解いているのに、なぜか身についていかない」という相談を受けることがあります。今回取り上げるのは、まさにそういう状態にあった生徒のケースです。
本人はしっかり問題を解いていました。しかし、保護者の方に実際に一緒に勉強してもらい、様子を見ていただいたところ、積み重ねていくことができない原因が見えてきました。
大きな原因の1つは、解説を読まずにいきなり問題を解いていたことでした。さらに別の問題として、何がその問題のポイントなのかを把握しないまま、ただ解いて答え合わせして終了、という作業を繰り返しているだけの様子がありました。
これでは、たとえ正解できたとしても「なぜ正解なのか」が本人の中に残りませんし、間違っていたとしても何が問題になって間違えたのかも把握できず、次に生かすことができません。次に似た問題が出たときに、また一から考え直すことになります。積み重ねが起きないのは、当然の結果でした。
そこで、問題を解く際には次のような手順で取り組んでもらうことにしました。
まず、問題を解く前に解説を読みます。
「解説を読む」と言う指示だけでは本当に解説の内容を理解しようと思ってきちんと読んでいるかわかりません。そのため、追加で以下のような指示を出しました。
一人で学習しているときも、目の前に人がいる体で(内言ではなく)声に出して説明することが重要です。
問題集では解説の次に問題がついています。そこでは、大問1を解いたらすぐに答え合わせ、大問2を解いたらすぐに答え合わせ、という形で進めます。まとめて最後に答え合わせをするのではなく、1つ1つの大問で「何を間違えたか」を確認しながら進めていきます。
間違えた問題について、どこをどう間違えたのか把握して次に生かすことが重要です。これが自然にできる人はいいのですが、できない人もいます。そこで、間違えた問題については必ず「どういう理由で間違えて、なぜ正解はこれになるのか」を赤字で記録するようにしたらいいとアドバイスをしました。可能であれば、解説のどの項目に対応する間違いなのかも書き添えます。
それぞれのステップには、対応する狙いがあります。
解説を声に出して読んでから解くのは、解説を読むのは当然として、解説を読み飛ばして何となくで進まないようにするためです。
大問ごとの答え合わせは、間違いのフィードバックを早く得ることで、同じ思考回路のまま次の問題に進んでしまうことを防ぎます。
間違いの理由を書く理由は、自分が何をどう間違えて次にはどのように行動すべきなのかを意識するためです。間違えた問題について正解がわかったとしても、次に正解するための対応ができなかったら単なる作業で終わってしまい、積み重ねができません。
この生徒は、この手順に取り組み始めてから、少しずつ文法の習得が進んでいます。劇的な変化ではなく、着実な積み重ねが起きている、という状態です。
「解いた量」ではなく「解説とどうつながっているかを自分の言葉で説明できるか」を基準にすることで、勉強のやり方そのものが変わった例だと考えています。
もし「自分の勉強は積み重ねができていない、単なる作業になってしまっている」と感じる方がいらっしゃたら、ぜひ参考にしてみてください。