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【英語】中一からの「I have a book. に a が必要なのはなぜ?」にガチで答える

こんにちは、広島市の四技能型・英検対策の英語塾、スクール今西の今西一太と申します。

先日、中学生の生徒から不定冠詞 a や複数形の用法についての質問を受けました。学校のテストで頻繁にミスをしてしまうらしく、どうしてそういう風に使うのかがわからず困っていたようです。

中一の段階ですので、普通は

「ものを指し示す単語である「名詞」には a をつける必要がある」

ぐらいのことしか教えないと思うのですが、今回は折角なので私の方でかなり厳密かつ正確な回答を作成してお送りしてみました。

今回はその回答を一部改変したものをここに共有し、指導の雰囲気を見ていただこうと思います。(書面で質問してもらい、書面で返答しました)

質問:I have a book. に a がつくのはなぜですか。また、I like dogs. のように s がつくのはなぜですか。

回答:

ご質問にお答えする前に、かなりの先取りになりますが、「数えられる名詞(可算名詞)」「数えられない名詞(不可算名詞)」についてお伝えします。これを知らないとご質問の件について正確に理解できないためです。
 

1. 可算名詞と不可算名詞

ご存じかもしれませんが「名詞」はモノを指し示す単語のことを言います。例えば car, book, water, Jack, computer, music, math などです。

また、-sがついていない book, map, car のような形を「単数形」、-s がついた books, maps, cars のような形を「複数形」といいます。

そして、英語の名詞はすべて、

「数えられる名詞(可算名詞)」
「数えられない名詞(不可算名詞)」

の2つに分類することができます。
 

可算名詞(数えられる名詞):
dog, house, map, book など具体的な形があるものを指し示す名詞。a がついたり、複数形になったりする。例えば book は a book 「1冊の本」や books 「複数の本」という形になる。
不可算名詞(数えられない名詞):
water, teaなど具体的な形がなかったり、Jack, Mary など世界に1つしか存在しなかったりするものを指し示す名詞。a がついたり、複数形になったりしない。×a water ×a Jack。なぜかというと、形がなかったり1つしかなかったりして数えることができないため

以上をもとに、ご質問にお答えします。
 

2. I have a book. の book になぜ a がつくのか

英語には以下の超重要規則があります。

「可算名詞(数えられる名詞)の単数形を、a などがつかない「裸の」形で使ってはいけない」(例外はあるが、基本的にダメ)

この規則に基づき、以下のようになります。

× I have book.(bookは可算名詞なので、なにもつかない「裸の」状態の単数形は×)
I have a book.(a をつければOK「1冊の本を持っている」という意味)
I have books.(複数形ならOK「複数の本を持っている」という意味)

つまり英語では、1つの本を持っているのか、複数の本を持っているのか、どちらなのかを必ず区別して言わないといけない、ということです。日本語はそんなことを気にせず「本を持っています」と言えばいいので、全然違います。

少し応用編ですが、上で出てきた「不可算名詞(数えられない名詞)」なら、aをつけなくても大丈夫です。

I drink water.(water は不可算名詞で a などをつけることができないので、このままでよい)
I like Jack.(Jack は不可算名詞で a などをつけることができないので、このままでよい)

ある名詞が可算名詞なのか不可算名詞なのかは、「具体的な形があるかどうか」などで大体わかりますが、丸暗記しないといけない例も結構あります。(これはまたいずれやります)

 

3. I like dogs などはなぜ最後に -s がつくのか

a dog「1匹の犬」
dogs「複数の犬」

というのが基本の意味ですが、英語には 2.で述べたような重要規則があります(以下にもう一度書きます)。

「可算名詞(数えられる名詞)の単数形をaなどがつかない「裸の」形で使ってはいけない」(例外はあるが、基本的にダメ)

このことから、

× I like dog.

となります。そして、英語では

「特定の犬ではなくて犬一般、犬そのもの」を表したいときには複数形を使う

という決まりもあります。そこで

私は犬が好きです。(特定の犬ではなく、犬一般、犬そのものが好き、という意味)→ I like dogs. (× I like dog.)

となるわけです。

以下に類似の例を出しておきます。

車は危ない:(ある特定の車ではなくて、車一般、車そのものについて言いたいとき)
○ Cars are dangerous.
× Car is dangerous.
リンゴは甘い:(ある特定のリンゴではなくて、リンゴ一般、リンゴそのものについて言いたいとき)
○ Apples are sweet.
× Apple is sweet.

つまり、日本語では何も考えずに「車は危ない」とか「私は本を持っている」とか言えばいいだけですが、英語では以下のようにいろいろ考えてaをつけたり複数形を使ったりしないといけない、ということです。

・car とか book は可算名詞なのか不可算名詞なのか
・可算名詞なら、裸の形はダメ。不可算名詞なら裸の形でOK。
・特定のものではなく car/book そのものについて言いたい場合は複数形 -s を使う(「車は危ない」など)
・普通に「複数の~」と言いたいときも複数形 -s を使う(「車を何台か持っている」など)
・複数でもそのものでもなく「1つ」の時は a をつける(「車を一台持っている」など)

1回ですぐには飲み込めないと思いますが、a や複数形でわからないことがあったら、ぜひこの説明をもう一度読み返してみてください。疑問点があれば、担当の先生にも確認してみてください。よろしくお願いいたします。
 

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at 2021/06/17 17:18:54