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【英語】15点→36点に急上昇!センター試験リスニングの勉強法

こんにちは、広島市の四技能型英語塾、スクール今西の今西一太です。先日、大学受験生の生徒から嬉しい知らせをもらいました。

以前はセンター模試のリスニングで50点中15点ぐらいしか取れなかったのが、夏期講習のリスニング講座に参加した後初めて受けた模試で、いきなり36点も取れたらしいです

今までリスニングの勉強をほとんどしていなかったのですが、夏期講習で集中的に勉強して一気に成果が出ました^^

今日はその勉強法を公開したいと思います。

リスニングの学習法

夏期講習で行ったリスニングのトレーニングは、センター過去問を使って、以下のステップで進めました。

1. ディクテーション
2. スロー再生ディクテーション

3. 本文チェック
4. 発音指導
5. 発音練習
6. 意味のまとまりごとにシャドーイング
7. スロー再生シャドーイング
8. シャドーイング

以下、具体的なやり方を見ていきましょう。

1. ディクテーション

まず、リスニングの本文を聴いて、それを書きとっていきます。この作業を「ディクテーション」と言います。文単位で繰り返し聞きながら「もうわからない」という所まで出来るだけ書きとっていきます。

2. スロー再生ディクテーション

次に、スロー再生が出来るアプリなどを使って、スピードを徐々に落としながら書きとれなかった箇所を書きとっていきます。

私の授業のときは50%まで落として、それでも書きとれないところは私が分かりやすく発音して書きとってもらいました。

3. 本文チェック

本文スクリプトを見て、書きとれなかった箇所をチェックします。文法や単語も分かっているかチェックします。

4. 発音解説

文法や単語などが全てわかったところで、書きとれなかった箇所を中心に講師(私)が発音の指導を行います。

特に、文字から予想する発音と違って聞こえる所にフォーカスして、細かくどういう発音になっているか教えます。

5. 発音練習

上の発音解説とセットで、解説した発音を練習します。発音のコツを説明し、出来るまで繰り返しやります。

発音練習が主な目的ではないので、解説のポイントはリスニングに役に立つ箇所にフォーカスします。

6. 意味のまとまりごとにシャドーイング

シャドーイング(CDを聴きながら少し遅れて自分で発音しながらついていく練習)を行います。しかし、いきなり100%のスピードでこれが出来る人はまずいません。

出来ていたら聞き取れているはずなので、わざわざディクテーションなどをする必要がありません。そういう人はもっとハイレベルな教材を使いましょう。

そこで、講師(私)が意味のまとまりごとにちょっとずつのポーズを入れながら、区切って発音していったものをシャドーイングしてもらいます。

7. スロー再生シャドーイング

スラッシュ・シャドーイングが出来るようになったら、次にスロー再生でシャドーイングします。始めのスピードは75%~80%が良いと思います。それ以上遅くするともはや音が別物になってしまい、逆に難しくなってしまう可能性があります。

75%が無理なら、前のステップをもう一度行ってください。逆に言えば、75%ぐらいで完璧なら、ステップ6は省略可です。75%から徐々にスピードを上げていきます。

8. シャドーイング

最後に100%のスピードでシャドーイングします。先ほどの大学受験生は、最初のディクテーションでは半分も書きとれない状態でしたが、毎回最後には100%のシャドーイングが完璧に出来るようになっていました。

9. 宿題

さらに大事なことは、授業中だけでなく家に帰ってからも同じことを残りのセンター試験過去問でやってきなさい、という宿題を出したことです。

自宅練習では発音の解説などはありませんが、それでも十分効果はあったと思います。
 

まとめ

さて、リスニングの勉強で何をしたらいいか分からないそこのあなた!

ぜひ、上記のステップを自分なりにアレンジして繰り返し練習してみてください。

「とにかく量を聴け」

なんていう体育会系の指導よりもはるかに伸びると思いますよ!

後は実践あるのみです。頑張ってくださいね!

 

at 2014/09/25 14:47:42