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【英語】「自律学習」方式の紹介:利点と弱点

こんにちは、広島市の四技能型・英検対策の英語塾、スクール今西の今西一太と申します。今回のブログ記事ではスクールの授業形式を紹介しようと思います。

スクール今西の英語学院では、レベルに応じて以下のようなカリキュラムを組んでいます。

※これ以外にも個別指導(1対2のセミプライベート、1対1のチケット制授業)方式があります。

 

1.自律学習の概要

上の図をご覧いただくとわかるように、初級のレベルは「自律学習」という方式で指導を行うことが多いです。(一部ハイレベルな方も自律学習で学習を行っています)

スクール今西における自律学習方式とは、1対5の個別指導、つまり5人までの生徒がそれぞれ各自の学習を別々の机で進めていき、先生が個別対応をする授業方式です。先生は

・個別の目標に応じたカリキュラム詳細や使用するテキストの設定
・宿題出しときちんとできているかのチェック
・単語テスト
・質問対応と解説
・学習アドバイス

を行って、生徒の学習をサポートしていきます。

隣の机に座っている人との接点は一切ありません。自分が中学生だったとしても、隣では社会人や小学生、大学受験生が勉強していることもあります。先生は個別に対応してくれるので、他の人が何をしているかは全く自分に関係ありません。

以下、実際の指導の雰囲気を感じてもらうために画像を貼っておこうと思います。

2.自律学習の利点

さて、このような指導方式の利点には何があるでしょうか。

まず、各自のペースに合わせて学習できることが挙げられます。

テキストのレベルや学習内容の選定から、目標や現状を相談をしながら進めていくので、「難しすぎてついていけない」「簡単すぎて退屈」という事態を防ぐことができます。

次に、自主的に学習する態度を身に着けることができます。最初のころは先生に「何をしたらいいですか?」と聞いていた生徒も、慣れてくると自分で勝手にやるべきことを判断して自主的に進めて行ってくれます。

最後に、文法学習・長文和訳など、細かい基礎的な内容を身に着けていくのに適しているということが挙げられます。個別で1つ1つ細かくチェックしていくので、初級~中級レベルで文法や読解を学習したい生徒には非常に適した方式です。

 

3.自律学習の弱点

もちろん、この方式には欠点もいくつかあります。

最大の欠点は、学習の進み方が各自のやる気にかなり左右されるので、モチベーションが低い場合は効果が出にくいという点でしょう。

授業中に寝てしまったり、宿題をやってこなかったりしても、もちろん注意はしますが、基本的に生徒が自主的に進めることが前提になっている学習方式なので、本人にやる気がない時点で確実に効率が悪化します

「これだけやってこい」「このカリキュラムに頑張ってついてこい」のような形で先生に全部決めて引っ張ってもらいたい、という方には全く向いていない方式です。

逆に言えば、どんどん進めていきたいというモチベーションの高い方にとってはうってつけの方法であるということもできます。

次に、レベルが上がってくると単なる自習になってしまうことがあるという点が挙げられます。

2で述べたようにこの方式は基礎の学習に非常に適しているのですが、文法を一通り身に着けて後はどんどん自分で英語を使いこなす(文章を読んでいく、リスニングして理解する、会話する)ことを目指している方は、先生のサポートがそれほど必要ではなくなるため、単に自分で勉強をしているだけの時間になってしまうことが多くなります。

そのため、そういった方にはレベルアップして少人数のグループ授業を受講してもらうようにお勧めするようにしています。(少人数のグループ授業には、四技能タイプと大学受験タイプがあり、ご希望に応じて好きな方に入っていただいています)

 

4.まとめ

以上、スクールの「自律学習」方式についてまとめてみました。使用テキストや学習方法などをもう少し詳しく知りたい、という方は、お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせフォーム

電話番号:082-961-4104
(授業中などで出られないことがありますが、留守電にメッセージを残していただければ折り返し致します)

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

at 2022/12/16 13:50:29